2010年02月10日

ブラジルでバスを待ってみたい。

ブラジルでバスを待ってみたい。みなさんこんにちは。
井上です。

先日TVで、
ブラジル・サンパウロにある
バスターミナルの
ドキュメンタリー番組を見ました。
クリスマスを故郷で過ごしたいと、
大勢の人々がバスターミナルに
押しかけている様子が映されていましたicon13icon12

他にも、帰省とは逆にサンパウロを訪ねてくる家族のバスを待ちわびる人々。
この日をひとつの区切りとしてサンパウロから引越す人々。
(家財道具一式もバスに積むらしい。。結構メジャーな方法なんだろうか。)
故郷までの運賃が払えないために、
ともかく途中までのチケットを買う人々。
それぞれにドラマがあるのだなぁと思いました。

キーワードとなっていたのは「家族」icon25
家族に会うために、何年間も働いてバス代を貯めたり
家族に会うために、何十時間もバスに揺られたりするのです。

そしてバス会社もその思いを受け止め、
バスを休みなく走らせ、増便をし、社員は夜通し働きます。
運転手も人々の思いを乗せてバスを走らせることに誇りを持ち、
運転手の家族もそれを理解して帰りを待っています。

ターミナルには、事情があって故郷へ帰れない人々のために
家族への手紙を無料で送ってくれるカウンターがありました。
バスに乗るお金がなくても、家族に会いに行けない事情があっても、
ターミナルへ来る人々がいるのです。
読み書きができない人には、ボランティアが代筆をし、
できあがったクリスマスカードを読み上げてくれます。
涙を流して喜ぶ人々を見て、(まぁ私もTVの前で大泣きなんですが。)
何とも言えない温かな気持ちになりました。

自分たちが人々の思いを運ぶ役割を担っていることをわかっていて、
その役割を果たす手段は「バスを走らせること」だけじゃないこともわかっている、
そんなバス会社の心意気にしびれました。

「仕事」や「サービス」。
これからそういったことについて考えるときには
絶対に思い出すだろうなぁという番組でした。

そして私の兄が、ブラジルに留学して以来ずっと
熱狂的なブラジル愛好家なことも納得できた瞬間でしたicon21

それではまた次回icon16


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Posted by 株式会社ジャスティス at 16:52 │日々のこと

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