2012年09月14日

「人、一人ひとりを大切にする」ということについて

臨床心理学者・心理療法家である京都大学名誉教授の
「河合隼雄のカウンセリング講座」より、
ある高齢者入居施設におけるモチベーション活性化の一例が
心に残り、ご紹介したいと思いました。

icon12ある老人ホームの試みicon12

 ある老人ホームで、「みんないっせいに同じことをやるのはやめよう」icon23
 ということにしたそうです。
 その代わりに、「あなたのやりたいことは何ですか?」と、
 一人ひとり全員に聴いて歩かれた。
 そして、「その人のやりたいことをやれるように、みんなで応援して頑張ろう」icon21
というふうにされた老人ホームがあります。

 ・・・以下、省略文・・・

 ある方が言いました。
 「死ぬまでにもう一度、自分の生まれた所を見てみたい。」icon23
 すると、みんなでどうやってその人を連れて行けるか、考えるのです。
 ちょっと元気な人はついて行ってみる。icon21
 旅費がない人がいれば、カンパを募る。icon21
 そういうことをやると、ホーム全体が活気付くそうです。
 「何を言っても応答がない」と思っていた方が急に何かを思い出して、
 その土地へのアクセス方法や、美味しい食べ物等を饒舌に語り出すそうです。

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つまり、「これをやろう」とか、「これが好きだ」ということで
みんなが動けば、希望を実現した方だけでなく、
その人を幸せにすることをみんなが楽しめ、
所属全体に及ぶ相乗効果が広がる
ということです。

今までの日本の義務教育では、
「学校や先生やお友達に迷惑をかけないよう、
〝みんないっせいに〟揃うこと」を良しとしてきました。
個性を伸ばすことに特化したり、飛び級制度等、
国際化に向けて方針はかわりつつありますが、
全体を見渡せば、お仕事やご近所付き合い、家族間でさえ、
「場」を読んで行動しなければならない社会が多く存在することに気付きます。

この高齢者入居施設のお話しのように、どんなに年を重ねても、
最終的には「好き」を実現することの楽しみは
生きるエネルギーにつながる
icon12ということ。
そして、「やりたいこと」を一緒に体験する楽しみを
日本人は義務教育の中で学んできている
emoji50ということを思い出してみると、
上司や部下、同僚や営業先など、
日本の社会・職場で上手くやっていくためのヒントになるのではないか、と思いました。

人との出会いは何かのご縁。
人、一人ひとりを大切に接することで、
何かが生まれ、みんなが幸せになる。
face22

ならば、クリエイティブな業界はその希望を表現し、形にできる、素敵なお仕事だな・・・と
改めて思うのです。


ということで、「好き」を実現する場、
「やりたいこと」を一緒に楽しめるような場を探して、県外でさ迷うクリエイターさん。

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Posted by 株式会社ジャスティス at 09:48

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